ヒアルロン酸の効果や副作用。

ヒアルロン酸って何？

眼の硝子体成分として発見された高分子多糖であり、硝子体（hyaloid）のウロン酸（uronic acid）から、名付けられたと言われています。

ヒアルロン酸は、体内でも合成されますが、加齢とともに合成量が減少することが明らかになっています。

非常に高い保湿性と粘性を持ち、体内では、皮膚や腱、軟骨、脳、血管などに広く分布しています。

そのためサプリメントだけではなく、化粧水などの化粧品にも用いられ高い人気を得ており、コラーゲンやコンドロイチンとともに美容に欠かせない栄養素とされています。

また、ヒアルロン酸は医薬品としても使用されており、関節内注射で骨関節炎の治療に用いられたり、眼内注射で白内障治療の補助剤として用いられています。

ヒアルロン酸の効果や効能、副作用。

軟骨の成分であるヒアルロン酸は、関節の動きをスムーズにする効果により、関節痛を緩和する効果だけではなく、下記のような効能も持っています。

優れた保湿効果により、体内の細胞をみずみずしく保ち、潤いのある肌作りに役立ちます。

目の硝子体に多く含まれ、緩衝作用や組織形状の維持などの働きを持っています。

１日当たりの摂取量や上限量は明確ではありませんが、副作用は少ないと言われています。
関節内注射の副作用として、激しい痛みが起こる場合があると言われています。

医薬品としてのヒアルロン酸。

ヒアルロン酸は、日本において医薬品として認可されています。
下記にその一部を紹介します。

■関節機能改善
変形性関節症や関節リウマチ、五十肩などの治療に用いる際は、患部にヒアルロン酸を注射します。

■点眼剤
ヒアルロン酸も持つ粘性を用い、「眼科手術補助剤」として傷つきやすい細胞を保護します。
また、目薬にも用いられ、ドライアイなどの乾燥を防ぎます。

■美容目的
しわ治療用に肌に直接ヒアルロン酸を注射します。